artist: シーア ( Sia )
song: “Cheap Thrills” ( チープ・スリルズ )
choreographer: Ryan Heffington ( ライアン・へフィントン )
dancer: Maddie Ziegler( マディ・ジーグラー )
公開から少し時間が立ってしまいましたが、もはや恒例のシーアとライアン・ヘフィントン、さらに三度倒叙のマディ・ジーグラーによる一本、これは必見です。
リアリティ番組“Dance Mom”に登場し世界的知名度を獲得したダンサー、マディはまだ13歳! シーアの大ヒット曲“Chandelier”のビデオやライブ・パフォーマンスに登場して以来、シーアといえば踊るのはマディで振付けはライアン・ヘフィントンというチームが最強という印象。
この“Cheap Thrills”はミュージックビデオとしての体裁ではありますが、performance editと付いている通りシーアがスタジオの隅っこで歌い、ダンサー3人が思い切り踊るというライブ・パフォーマンス形式。ダンスで見せる、という方法にそれだけ手応えを感じているのだと思いますが、この歌そのものが「お金なんていらない、あなたと踊っていられれば最高(意訳)」というものだけに、思いっきり弾けて踊るのはぴったりですよね。シーアの今回のアルバム“This is acting”のシンボルになっている黒白ブロックにわけられたヘアメイク、本人の顔を隠すウィッグとリボンも引き続き効いているし、マディの表現力も本当に強力。
蛇足ながら、日本でも俳優の土屋太鳳(つちや たお)を迎えて、同じ主旨で作られたビデオが話題を呼びましたね。こちらの振付けはシルク・ドゥ・ソレイユ日本人初メンバーとなるなど様々なチャレンジで知られるダンサー/振付師の辻本和彦(つじもと ともひこ)。こちらもびっくり刷るぐらい力強い内容です。必見。