choreographer:
Chris Grant, JaQuel Knight & Dana Foglia + Phil Tayag(クリス・グラント、ジャクエル・ナイト、ダナ・フォグリア、フィル・テイグ)
artist:
Beyoncé, Mark Ronson ft. Bruno Mars & Coldplay (ビヨンセ、マーク・ロンソン、ブルーノ・マーズ、コールドプレイ)
毎年1度、世界的にもっともテレビ中継され視聴率を稼ぐ大騒ぎスポーツイベント、スーパーボウル。日本では非常に知名度が低いのですが、昔の「日本シリーズ」の最終戦みたいな感じでしょうか。その大騒ぎに向けて、CM枠では各社がこの放送のためにコマーシャルを作り、ハーフタイムショウではアメリカでも別格の人気を誇るミュージシャンだけが出演するというお祭りです。
そのお祭りのハーフタイムショウに今年はコールドプレイが抜擢されたのですが、以前にも紹介した通り、ビヨンセがサポートすることが発表されていました。最終的には“Uptown Funk”が大ヒットしたマーク・ロンソンft.ブルーノ・マーズも加えた、豪華なラインナップが登場したので、御覧ください。
ビヨンセの衣裳は“Dangerous”のマイケル・ジャクソンを意識、そのバックダンサーたちはBlack Pantherをイメージしたもの。そして(曲としては主役のはずのプロデューサー、マーク・ロンソンを完全に裏方に追いやった……)ブルーノ・マーズとそのバンド、the HooligansはMCハマーなスタイルとダンス。基本「黒」で統一しているというのは、 #BlackLivesMatter をアピールしてますね。メインのはずのColdplayが浮いてしまっている……。
このビヨンセの振付けも、昨日発表された“Formation”のビデオ同様にクリス・ブラント、ジャクエル・ナイト、ダナ・フォグリアの3人が担当した模様。コケてもすぐリカバリーするビヨンセ、曲の通りにフォーメーションを見せる演出は大舞台にふさわしいものですね。“Uptown Funk” と“Formation”が入れ替わりで歌われる構成もかっこよすぎ。
When they want to see you fall but you flawless pic.twitter.com/gXmmxuY0bx
— Joel Pavelski (@joelcifer) February 8, 2016
個人的に気になったのは「じゃあブルーノ・マーズのパートは誰が振りつけたの?」ということ。そこでちょっと調べてみたら、ブルーノって自分でも振付けをやっちゃうんですね。2013年のMTV AwardsでBest Choreographyを受賞していました。……ということは今回のあの長い振りも自分で? ……だとしたらすごいことですよね。記事をまとめている段階では詳細はわからなかったので、彼については引き続き調べてみることにしました。
[追記]この記事をシェアしてくれたBrooklyn Terryの書き込みから、ブルーノ・マーズの振付けはJabbaWockeeZ(ジャヴァウォッキーズ ※ダンス番組で人気になった仮面を付けて踊るグループ)のPhil Tayag(フィル・テイグ)であることがわかりました。やっぱりプロフェッショナルの仕事でしたね!
[再追記] ビヨンセ、ブルーノ・マーズそれぞれの振付師による作品紹介を公開しました。
>> JaQuel Knight in “Single Ladies”
>> Phil Tayag in “Uptown Funk”