「ところで、あの肩がぐにゃぐにゃしてるダンスはなんていうの?」って思いませんか?
ここ数年、BrooklynのダンスバトルBattleFestから火がつき、NYの若手ダンサーにはとってはもうド定番。みんな軒並みやってる、肩関節を外してしまっているようなあのダンス。昔の東京で言うと、「いとうなおきからあかいけのりあきまで」とか「Strange」などのグループが思い浮かびます(ホントか確認してないけど、Strangeはウェーブの練習をしていて肋骨を骨折したという伝説を聴いたことがあったり)。
腕、肩の柔軟性をとことん追求して非人間的な動きなのに人間臭いという独特のスタイルだけに好き嫌いが分かれるところでしょうが、いまやこれを踊る人もかなり増えてきていますよね。ということでまずは基本中の基本。
名前から行きましょう。
まず総称として、Flexin’またはFlexingという用語が広がりつつあるようです。元は90年代のBrooklynのダンス番組、“Flex ‘N’ Brooklyn”から来ているとか。
そのなかでも↑の動画ではBone Breakingと言ってますね。「骨折ダンス」。これは主にアメリカ東海岸、NYCの人たちが言っている言葉で、BattlefestではBone Breakingが中心のようです。一方、ご当地自慢というかもう一方のダンスの聖地、西海岸キャリフォーニャではオークランドという街のTurfingというスタイルの一部として扱われていたりもします。
NYCでもFlexinを自称する人が同じシリーズの動画で登場します。
実際に使われている量を見るために、若いダンサーたちが映像をあげまくっているVineで検索してみました。
bonebreakingで352件。flexingまたはflexinではやたらとたくさん筋肉映像が出てきますが、これってアレですね、「力こぶをつくる」マッチョ自慢のことを意味しているようで、正直、見たくもない動画を次々見るはめになって吐きそうに……。差別化のためにflexnとi抜きでアップしてる人たちもそれなりに居たのですが、d-dot的には当面、“bone breaking / flexin’”という感じで行きたいなーと思います。
いやー、それにしてもエグいですね。
ちなみにこのbone breaking / flexin’の源流として、もうちょっとおとなしい?スタイルのBruk Upもありますので、次回はそちらを取り上げます。お楽しみにー!!