artist: Nosaj Thing ft. Chance The Rapper ( ノサッジ・シング フィーチャリング チャンス・ザ・ラッパー )
song: “Cold Stares” ( コールド・ステアーズ )
choreographer: MIKIKO (ELEVENPLAY)
dancers: Kaorin (ELEVENPLAY) , Erissa (ELEVENPLAY)
国内ではPerfume関連の活動で知られ、今やその映像表現はアメリカ、ヨーロッパでこそ注目を集めているアーティスト真鍋大度と、独特のメランコリックで硬質なサウンドを生み出すNosaj Thingの組み合わせが再び実現! 踊り手の動きに反応して背景の映像が変化するという、その後のPerfumeのステージにも応用された“Eclipse/Blue”も刺激的でしたが、今回はドローンを使った映像表現ということで、より三次元を意識した視点移動の面白さと、お得意のプログラムで動くことの先を見せようとする表現が、音楽と絡み合って展開。
ダンサーは、振付けのMIKIKOを筆頭に、踊り手のKaorinとErissaの2人もみなELEVENPLAYというダンスカンパニーとして活動している面々が登場、こちらも前回から引き続きの組み合わせですね。
90年台はストリートが熱かったし、2000年代はショウダンスがストリートを取り込みつつ、アングラとしてバトル文化っが育った。そして今、アートとしてのダンスに一番近いひとたちは、実はこういう人たちなのではないか。見たことがないものを見ることで、どこかで感じたことがあるような感覚が引きずり出される。そういう表現をするには、動きひとつに意味を持ってしまうダンスの方が向いているのでしょう。自分は何ものなのか、何かになろうとして踊るのか。都度都度、新しい舞台と新しい道具に、なにより新しいアイディアを受け入れて身体が反応すること。
音楽の外側にも拡がるその感覚はどんな世界だと思いますか?